熱帯魚を飼うなら混泳にもチャレンジしてみたいもの。
やはり水槽は賑やかな方が見ていて楽しいです。

しかし、熱帯魚の組み合わせは魚の数だけ無限にあります。
いざ混泳させる魚の種類を考えてみると意外と困るものです。

そこで今回は熱帯魚の泳ぐ「層域」と「種類」から、混泳の組み合わせを考えてみたいと思います。

上層には「ハチェット類」と「ダニオ類」

水槽の比較的水面に近い部分（上層）を泳ぐのは「ハチェット類」と「ダニオ類」です。
「ハチェット」

「ダニオ」

ハチェット類の代表と言えば「シルバーハチェット」や「マーブルハチェット」です。
おなかの部分がぷっくりと膨らんでいて「斧（手斧）」に見えることから、ハチェットという名前が付いています。

性格も温和なので混泳に向いていると言えるでしょう。
ハチェットの仲間はときどきジャンプして水槽の外へ飛び出すことがあるので必ずフタや網、ネットなどで覆うようにしてください。

また、上層を泳ぐ魚として「ダニオ」もおすすめです。
ゼブラダニオが一番有名な種類でしょう。

ハチェット類と同じくダニオも温和な性格をしているので混泳に向いています。
ただし、ダニオもまたジャンプ力が高いので、水槽外へ飛び出さないように注意してください。

中層には「メダカ類」や「テトラ類」

熱帯魚は、ほとんどの種類が中層を泳ぎます。

なので中層には、自分が一番飼いたいと思っている魚を選ぶとよいでしょう。

特にこだわりがなければ、小型で飼いやすい「メダカ類」や「テトラ類」がおすすめです。

メダカ類の代表格と言えば、何と言っても「グッピー」でしょう。
どこのショップに行っても必ず店頭に並んでいますので入手も容易です。また、血統種でない限り比較的安価な魚です。

水質にもそれほど敏感でもなく、初心者にとって非常に飼いやすい熱帯魚と言えるでしょう。

また、繁殖力が旺盛なので特別なことをしなくても、ただ普通に飼っているだけで簡単に増えていきます。グッピーは思いがけずブリーディングの楽しみも教えてくれます。

グッピーは見た目にも美しいので水槽にとてもよく映えます。

「テトラ類」でいえば、「ネオンテトラ」が有名です。

こちらもグッピーと同じく安価で飼いやすく、エサの好き嫌いも基本的にありません。

ただしネオンテトラの場合は繁殖が容易ではないので、もしブリーディング目的で熱帯魚を飼うならおすすめできません。グッピーのほうがおすすめです。

とは言え、ネオンテトラもグッピーに劣らぬ美しさを持つ熱帯魚です。
特に群れで泳ぐ姿が一番きれいなので、もし飼うならばぜひ10匹以上の飼育で群泳を楽しみたいところです。

下層には「ナマズ類」と「ローチ類」

最後に、水槽の一番下を泳ぐ魚としては「ナマズ類」と「ローチ類」を紹介します。

まず「ナマズ類」の代表として「コリドラス」が挙げられます。
ナマズの特徴ともいえる「ヒゲ」がとても愛らしい魚です。

よく目にするのは「赤コリ（コリドラス・アエネウス）」で、安価かつ丈夫で飼いやすいという特徴を持っています。
繁殖も容易なので、初心者が一番最初に飼う熱帯魚としてもおすすめできます。

また「ローチ類」も下層を泳ぐ魚としておすすめです。
有名なのは「クラウンローチ」です。

模様が美しいので、最下層を泳ぐと言っても水槽内の名脇役となってくれるでしょう。
またローチ類は、ナマズ類と同じく砂利や砂の中からエサを探して食べる特性があります。
したがって、水槽の掃除屋としても役になってくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。混泳の組み合わせを考えるときにお役に立てれば幸いです。

ぜひ自分なりの組み合わせを考えて、熱帯魚を楽しんでみてくださいね。

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参照・画像出典：http://www.shopping-charm.jp/
参照・画像出典：https://aquarium-guppy.com/
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