誰でもできる!庭に池を作ってみよう!簡単な池作り!
池を作るのは実は簡単
「庭に池のある家」
そう聞くと皆さんはどのような家を想像しますか?多くの人はおそらくドラマやテレビのロケで出てくるような大金持ちの家をイメージすることでしょう。
ちょうど、この写真のように色とりどりの錦鯉がいて、大物政治家や大企業の社長が着物を着て餌を上げている様子が目に浮かびますよね。
しかし、実は私たち庶民でも庭に池を作ることは難しいことではないのです。もちろん、錦鯉が泳ぐような大きな池を作るのは庭の広さもあり大変ですが小型の鯉や金魚が飼育できる環境を作ることはできます。
そこで今回は庭がある人ならだれでもできる池作りの方法について紹介します。
必要なもの
池作りと一言で言ってもコンクリートで底を固めて、水を引いてくるような大規模なものもありますが、ここではあくまで比較的簡単に池を作るためのアイテムを紹介します。
・スコップ
まず庭に穴を掘ることになりますのでスコップを用意しましょう。飼育する魚の種類にもよりますが最低でも15センチ程度掘らなければいけません。
・フィルター
画像出典:http://product.rakuten.co.jp
池は水槽と違って比較的水の容積が多いですが飼育環境を整えるためにもフィルターは必須です。一軒家の場合、家の外にもコンセントが設置されていますのでそちらを活用してください。
・岩、レンガ
池の周りに置くために必要です。自分の庭の雰囲気に合わせて選択しましょう。イングリッシュガーデンのような西洋風の庭ならレンガ、和風の家屋に合わせるなら岩といったところです。
・底砂
雰囲気を出すためにも必要ですが、池に水草を植える場合、底砂は欠かせません。ただ、ここで注意してほしいのが自然の雰囲気を出すために泥を含んだような砂を入れるとアオコなどが大量発生する原因になりますのでやめましょう。おすすめは麦飯石など多孔質の砂利です。これならバクテリアも繁殖しやすく水がいい状態に保たれます。
・プラ池
ヒョウタン島のような形をしたプラスチック製の容器です。ホームセンターのガーデニングコーナー等で販売しており、比較的安価なのが特徴です。
プールライナーなどの防水シートを使う方法もありますが経年劣化により穴が開く危険性があります。プラ池は耐久性にも非常に優れていますので初心者の方はこちらを使う方が安全でおすすめです。
・水草
生体が落ち着ける環境作りにも必要ですが他にも水中に発生した窒素やリンを吸収してくれる役割があります。アオコ発生を防ぐためにも用意しましょう。
池の位置を決定
最初に池を設置する場所を決めましょう。ここでのポイントは大きく3つです。
1.コンセントの確保
まず、コンセントから近いこと。フィルターを使用しますので電源から近いことは必須です。
2.直射日光避ける
次に直射日光が当たらないこと。夏場に水温が急激に上昇してしまう原因になりますし、過剰に光を当てることでアオコが大量発生する原因にもなります。
3.動線を確認
最後に人の導線に関係しないことです。子供がいる家の場合、子供が誤って池に落ちてしまうこともあります。普段の通り道を考えて邪魔にならないところに設置しましょう。
プラ池を設置
次にスコップを使って穴を掘っていきます。プラ池の深さと同じくらいまで掘りましょう。広さはプラ池より気持ち広いくらいにしておいてください。後で調節できます。
穴が掘れたら早速プラ池をはめてみましょう。先ほど気持ち広めに掘ったので淵の部分がやや不格好になっています。溝になっているところに土を入れてフィットさせ、淵が見えないように石で囲みましょう。
底砂をひく
画像出典:アクアフォレスト
続いて水洗いした砂利をプラ池に敷きます。底が見えないようまんべんなく敷くのがポイントです。岩などの隠れ家をレイアウトしたい場合はこの時にやってください。
水を入れる
砂を入れ終わったらホースを使って水を入れていきます。砂利が舞わないようにビニール袋などを敷いてから注水しましょう。水位が半分くらいになったら水草を植えていきます。なお、水位ですが魚が脱走しないように少し少なめにしてください。
フィルターの設置
続いてフィルターをセットします。市販のものだと電灯のような形をしているものなどレイアウト性も高いものが多いので自分の好みに合ったところに置きましょう。
フィルターが動くことを確認したらはやる気持ちを抑えてフィルターを動かしたまま放置してください。こうすることで濾過バクテリアが繁殖し魚にいい環境が出来上がります。
バクテリアが繁殖したところでようやく魚を投入します。冷暖房の効いたペットショップとは水質も水温も違いますので丁寧に水合わせをしてから入れてください。
これで池が完成です!
飼育可能な生体
外で飼育することになりますので日本産淡水魚やミナミヌマエビなど日本のエビが飼育できます。中でも金魚やタナゴなどコイ科の魚やメダカなどが池の飼育には適しています。
池で飼育するときの注意点
池で魚を飼育する時、二つ注意してほしいことがあります。
餌やり
まず基本的に餌やりはしないことです。池には植物性プランクトンを始め魚たちの餌となるものがたくさんいます。ここに餌を入れてしまうと水が富栄養化し濁りの原因になるので餌を上げないでください。
メンテナンス
次にメンテナンスをすることです。池といえども定期的なメンテナンスは必要。具体的にはフィルターのろ材交換と底にたまった汚れの除去です。底の汚れ取りには市販のプロホースなどを使うのが良いでしょう。なお、水替えもそこまで頻度は要りませんが行ってください。
以上の二点に注意して飼育をすることが魚にとって良い環境を維持するためのコツです。
池を作ってみよう!
池を作ると言っても専門の業者に頼んだり、コンクリートを用意したりする必要はありません。お金の面でもおよそ5万円程度あれば十分いいものが作れます。
この記事を参考にすれば庭に池のある家づくりも夢ではありませんね。
※本記事内のflickr画像につきましては、flickrの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
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参照・画像出典:アクアフォレスト(ビオトープ作り専門業者)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
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