2017 06/20
レイアウト

Youtuberに学ぶ!地底湖水槽レイアウトのアクアテラリウム立ち上げ!

地底に光が差し込む風景を作ってみませんか?

地底湖や深海など地球上にはまだまだ人間が到達できない秘境があります。冒険家やTVクルーが撮影してきた映像を見るたびに私たちはその秘境に行ってみたいと思いますよね。実際行ってみるのは大変ですが、自宅内にその風景を再現してみることは十分可能です。

アクアリウム系Youtuberであるさぼりchさんのこの動画では地底湖風レイアウトの立ち上げ工程を紹介しています。本記事では立ち上げのポイントを紹介していますので参考にして作ってみましょう。

必要なもの

・底面フィルター

画像出典:http://www.shopping-charm.jp

今回は洞窟の屋根部分にも詫び草やコケを植えるため、底面フィルターを使います。

・分水器

 

画像出典:http://zokumofumofu.blog118.fc2.com

数か所から水が湧き出ている様子を再現するために分水器とチューブを用意しましょう。

・流木

地底湖レイアウト立ち上げにおいて最も重要なのが流木です。流木の形を見ながらどういう組み立てにしたいかしっかり考えましょう。

・詫び草

ADAの詫び草シリーズなどを流木に活着させることでより雰囲気が出ます。

・コケ

流木に活着させて自然の風景を再現します。

・ライト

今回は地底湖に差し込む太陽の光を再現したいということで水槽内にスポットライトを入れています。

・ソイル(ブルカミア)

地底湖レイアウトにするとガラス面に発生したコケをスクレイパーでそぎ取ることが非常に難しいです。そこで、そもそもコケが発生しにくいような環境を作る必要があります。そんなときにおすすめなのがブルカミアというソイル。吸着性が強く、コケの胞子や硝酸塩を吸着しやすいようになっていますので、水替えやコケ掃除の手間がぐっと減ります。ただ、いくら吸着性が強いと言っても過密気味に飼育するとソイルが機能しなくなりますので注意しましょう。

・ドリル

流木を組み立てる工程で使用します。

製作工程

まず、流木を組み立てていきましょう。この時にドリルを使ってねじで固定することで安定性がでます。この時に何度も水槽に入れて見え方を確認してください。

流木が組みあがったら分水器につないだチューブを通す穴をドリルで空けます。

 

穴をあけて流木にチューブを通したら続いて水槽の底面フィルターをセッティングしていきましょう。

ソイルがフィルターの目に詰まらないようにフィルターのスポンジなどを敷いてください。また、パネルの隙間にはリング型のろ材を挟みましょう。

ここまでできたら分水器をセットします。

次に、ソイルを敷いていきます。前側が低く、後ろ側が高くなるように敷くのが定石ですが、今回は流木を敷いた後調整します。

ここまで来たらいよいよ組み立てた流木を設置します。

後ろ側から見ると隙間がたくさんあるのでソイルで埋めていきたいところですが、流出に注意する必要があります。そこで洗濯ネットなどにソイルを詰め込んで土嚢を作って隙間に入れましょう。

こうすることで流出の心配はかなり軽減されますし、その上に詫び草を植えることができます。

ただ、土嚢を入れるだけだと前から見たときに不格好になるのでその上にソイルを載せて見えないようにしてください。ちなみにチューブを分水器につなぐタイミングは土嚢を入れる前にしましょう。

ソイルで土嚢を見えないようにできたらいよいよ詫び草を植えていきます。この時に霧吹きでソイルを濡らしながら植えると植えやすいです。

また、このタイミングでライトも設置していきましょう。通常の水槽ライトだと詫び草が当たって不格好になりますので、クリップ式のスポットライトを使うのがおすすめです。ちなみに、今回は水槽内にもライトを使用しています。

つづいて注水です。注水するとき地面が巻き上がってしまうと後で修正しづらいのでフードキーパーなどを使ってソイルが散らばらないようにして下さい。

注水が終わったら早速フィルターのスイッチをオンしましょう。ここで注意してほしいのは、水の流れ方が自然になっているか、詫び草にしっかり水が当たっているかの二点です。必ずチューブの位置を調整しましょう。

チューブ位置の調整が済んだら、水の流れに沿うようにコケを植えていきます。ここではウィローモスの活着のようにひもで巻き付ける必要はありません。流木にぎゅっと押し付けるだけでも数週間で十分活着してくれます。

コケを植え終わったら出来上がり、正面から見るとこのようになります。

 

洞窟の割れ目から光が差し込んでいる風景が幻想的ですね。

生体飼育の注意点

エビ様
このレイアウトで生体を飼育するときに注意してほしいポイントがあります。

まず、過密飼育は絶対避けてください。このレイアウトでは見た目に反して水の容量は非常に少ないです。

次に、同様の理由で水質変化に弱い生体は避けるのが良いでしょう。

最後にレイアウトを重視するという点ではコケ取り生体がおすすめです。動画ではコケ対策としてミナミヌマエビを入れていました。

DSC09940 klein.jpg
他にも、陸地があるためアカハライモリやサンショウウオなどもおすすめです。

地底湖を再現しよう!

普通の人生ではめったにお目にかかれない地底湖。それが自分の部屋にあるってなんだかワクワクしませんか?

確かに普通のアクアリウムより立ち上げは大変ですが、ホームセンターにあるアイテムだけで作れます。

通常のレイアウトに飽きてきた人は一度チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

また、興味を持った方はぜひこちらの動画を見てください。

※本記事のflickr画像は全てflickrの埋め込み機能を使用しています。

(※↓詳しくはコチラ)
参考・画像出典:Youtube(さぼりch)
本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています。

 

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