【動画あり】グッピーの繁殖で気をつけること、産卵箱と自然繁殖のメリット・デメリット
グッピーそれは、アクアリウム初心者なら一度は飼育したことがある熱帯魚だと思います。非常に繁殖が簡単ですが、産卵のときに気をつけることは結構たくさんあったりします今回はそれについて話し致します。
①グッピーの産卵箱と自然繁殖のメリット、デメリット
まず、産卵箱のメリット、デメリットからお話しましょう。
産卵箱メリット
産卵箱のメリットは、まず、稚魚を安全に成長させられるところです。どうしても、自然繁殖だと、生んだ瞬間などに親個体に食べられる危険性や一緒に泳がせている他の魚たちに食べられる恐れがあります。そうした危険から回避させるのが産卵箱です。
さらに、産卵箱だと餌を稚魚だけが食べられるというところもいい点だと思います、自然繁殖では少し大きくなり、親と泳がせても大丈夫だとしても、どうしても親が餌を独占気味になる感じなので成長が少し遅くなるのかなと思います。
なので、確実に稚魚を安全に大きく成長させたい方には産卵箱は必須だとです。
産卵箱デメリット
お腹が膨らみ黒くなったグッピーメスやはりまず、産卵が近い個体を見極めなければいけないことです。グッピーはお腹が黒くなり膨らんでくると産卵が近いと分かりやすい魚ではありますが、どうしても生き物なのでいつ、何時何分産むとは分かりません、だいぶ黒くなって来たからそろそろかな?と産卵箱に入れても中々産んでくれなかったり、まだ大丈夫かな~と思っていたら産んじゃったりと中々見極めが難しいです。
さらに、もし稚魚などを見かけたらどうしても産卵箱に入れたいと思い、捕獲しようとしますが、小さいのでどこに居るかが分かりにくく、何十分も水槽と睨めっこになったりします
あと、水槽のレイアウトをしている方はさらに注意してほしいですが、捕獲しようとしているうちにレイアウトを崩してしまう可能性もあります。
そうしている間に他の親個体や混泳させている魚などにストレスやダメージなどが発生する恐れもあるので、もし稚魚を産卵箱に移す時は気をつけたいですね。
あと、どうしても稚魚を隔離、隔離していくとグッピーは本当によく増えるので増えすぎてしまう可能性が凄くあります。
増えすぎて水槽の飼育容量が超えてしまい、水質悪化などに繋がると思います。
以上が産卵箱のメリット、デメリットです。
自然繁殖メリット
増えすぎないことや稚魚を捕獲しなくていいので、レイアウトを崩す心配などもありません。さらに、これは個人的な意見ではございますが、産卵箱で育てた個体より、自然に繁殖した個体の方が強いかな?と言うイメージです。あと、稚魚捕獲時の水槽との睨めっこもしなくてというところもいいですね。
さらに、水槽のレイアウトをガッツリして水草や石などをたくさん入れて稚魚の隠れられる所をちゃんと作ってやれば生存確率はだいぶ上がりますのでワザワザ分ける必要もないのかなと思います。
あと、環境などにもよると思いますが、1週間程度で食べられないくらい稚魚は成長するそうなので、これも分ける必要はないのかなと思いました。
自然繁殖デメリット
どうしても食べられます。いくら隠れる場所を作ってやっても、どうしても襲われる危険があります、さらに、1週間程度で食べられないくらいに成長はするとはいえ、その間に食べられる可能性もあります、さらに、産卵箱のメリットでも少し言いましたが、餌を親や混泳させている魚に独占されてしまい、成長が遅かったり、餓死してしまう恐れもあると思います。
以上が自然繁殖のメリット、デメリットでした!
②産卵の近いグッピーの見分け方
やはり、産卵箱に移して安全に成長させてやりたいという方がほとんどだと思います。なので、産卵の近い個体の見分け方についてご紹介いたします。
やはり特徴的なのがお腹の大きさと黒さです。
写真のようにお腹が大きくなり、黒くなっていくのが産卵前のグッピーです。
ただどうしても、いつ、何時何分とは分からないのでそこがどうしても難しいところです。
是非、今飼育されているグッピーのお腹を確認してみてください、黒くて大きくなっていたらもうすぐ稚魚が生まれるかもしれません。
ただ、産卵箱などにも種類があり、ネットだけのタイプと容器が二重構造で産んだ稚魚が下に落ちていくタイプとあります、親個体を一緒に入れる場合は二重構造で稚魚が食べられない方に入れてあげましょう、ネットだけタイプだと産んでも稚魚だけを隔離するところがないので食べられる場合がありますのでご注意してください。
二重構造の産卵箱
画像出典:http://item.rakuten.co.jp/
ネットの産卵箱
画像出典:http://item.rakuten.co.jp/
③産卵したあとの親グッピーは弱ってしまう?
時々、出産後のグッピーが弱ることがありませんか?これは色々考えられるそうですが、寿命ではないかと言われているそうです。
大体グッピーの寿命はおよそ10ヶ月とされているそうです。
稚魚から約3ヶ月程度で大人になり、あとの6ヶ月で3回も出産するというのは誰が考えても負担が大きいことだと思います。
なので、これは対処方法がなく、見守ってやることしか出来ないとのことらしいです。
是非、そういう個体を見かけたらしっかりと見守ってやってほしいと思います。
ただし、病気になっている可能性もあります、そこはしっかりと見極めて病気なら薬や塩水浴などで対処しましょう。
異変がある場合の動画
④まとめ
いかがだったでしょうか?
グッピーは繁殖が簡単で非常に飼いやすく綺麗な魚です、ですが、簡単だからといって放っておかずにしっかりと繁殖や病気などの対処をしてあげることが肝心です。
そうした対処をしっかりしてやれば確実に繁殖をさせて稚魚をみて癒されることが出来ます。さらに、自然繁殖では親と時々ではありますが一緒に泳いだりしているのを見るもの結構癒されたりします。
産卵箱と自然繁殖は今の自分の水槽の状況をみて臨機応変に対応していくのが一番です。では、皆様もアクアリウム生活がさらに素晴らしいものになることをお祈りします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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