【画像あり】滝が流れるアクアテラリウムの作り方
アクアテラリウムで滝のある風景、作ってみませんか?
古来より滝は神聖なものとして日本人の信仰の対象となっていました。科学技術が進歩した現代においても、大自然の力強さの象徴である滝は、恋愛運や金運を上げるパワースポットとして多くの人に愛されています。
多忙な日常をすっきり忘れさせてくれる存在ですが、仮にあなたの家の中に作れるとしたらどうしますか?
水中の風景だけでなく、陸地も含めた自然風景を再現するアクアテラリウム。今回は滝が流れる癒しアクアテラリウムのレイアウトの作り方を紹介していきます。
アクアテラリウムに必要なもの
・水槽
ADAキューブガーデン
大きなものを用意する必要はありませんが中に入れる機材の都合上、少なくとも30センチ以上のものがおすすめです。また、ADAのキューブガーデンシリーズのようなキューブタイプの水槽なら、さらに見栄えが良くなります。
滝を作りたい場合、底砂の下に敷く底面フィルターを使用しましょう。後に紹介するあるアイテムと組み合わせることで川のせせらぎを作ることができます。
・岩または流木
画像出典:http://midorinosizuku.blog58.fc2.com
陸地を表現するために必要です。ソイルでも確かに作ることは可能ですが、時間が経てば流出してしまい形が崩れてしまいます。
・分水器
画像出典:http://zokumofumofu.blog118.fc2.com
こちらは底面フィルターと組み合わせることで複数の水の流れを作ることができます。川や滝の流れを作るだけでなく、陸地の植物に水を上げることもできるます。
・チューブ
分水器に組み合わせて使うと、陸地の様々な場所から水が流すことができます。こちらも滝づくりには欠かせません。
・ソイル
画像出典:http://red-bee-auction.com
おしゃれなアクアテラリウムを作るためには水草レイアウトは必要不可欠。植物の肥料となるソイルは準備しておきましょう。
・植物
水中用の水草と陸地用の植物を両方用意してください。おすすめはADAの詫び草シリーズ。こちらは水上でも水中でも元気に育ってくれます。なお、水上植物を選ぶ際は、成長が遅いものを選びましょう。すぐに伸びる植物だと、水槽全体の見た目が悪くなります。コケ類や小型のシダ類なんかがおすすめです。
・ライト
画像出典:http://apistogramma.blog98.fc2.com
植物たちが光合成するためにも必須です。
・生体
小型の魚であればレイアウトを崩す恐れもないのでアカヒレやネオンテトラなどがおすすめです。また、通常のアクアリウムと比較して、水を入れる量が少ないため、生体の数には注意しましょう。
アクアテラリウム制作ステップ
今回はアクアリウム系の動画を多く配信している人気のYoutuber、さぼりchさんの製作動画を参考にして製作ステップを紹介します。
底面フィルターの設置(滝の水流を作る)
動画で使用するのは底面フィルターと投げ込み式フィルターです。
画像出典(以下同様):https://www.youtube.com
このようにするとメインとなる最も水量の多い滝が作れます。
支流として使うのはGEXの投げ込み式フィルター。排水口についているのが分水器の役割を果たしています。
それぞれの排水口にチューブを付けていきましょう。
出来上がったのはこのような形。なお、こちらの投げ込み式フィルターも動画上では底砂の下に埋めて使用しています。砂利がフィルターに入って目詰まりを起こさないように吸水口をスポンジフィルターなどでくるんであげましょう。濾過機能のアップにもつながります。
流木を設置(滝の水路を作る)
滝の流れを作る装置が完成したら早速セッティングに入ります。
流木の後ろに底面フィルターの排水口か来ることで水の流れができます。今回は流木の以下の水路を狙って設置しました。
底砂
次に底砂を敷きましょう。今回は水中に水草を植えないのでソイルではなく、サンゴ砂を使用しています。砂を敷くときは前後で高低差を付けると奥行きが出てさらに美しいレイアウトに仕上がります。
この際も底面フィルターが目詰まりしないよう、布を敷くのを忘れないでください。
植物
砂を敷き終わったら続いては植物類のレイアウトです。
流木に植物を活着させるのも手ですが、アクアリウムショップではすでに活着したものも販売されています。気に入ったものがあったら買ってみましょう。
水を入れる
レイアウトが完成したらいよいよ水を入れます。
水を入れ始める時は砂が舞い上がらないように水を流木や岩に当ててください。
水を入れ終わったらいよいよフィルターに電源を入れます。
流木の隙間から滝のように水が流れているのが分かりますね?
流木にウィローモスなどのコケ類を植えるタイミングは水流を流して、水の通り道が分かった後にしましょう。
流木や岩のくぼみに乗せるだけで活着してくれます。
アクアテラリウム完成
ここまでやって完成図はこの通り。思っていたより簡単ですね。
本記事の最後に製作ステップの動画を載せていますので参考にしてください。
もっと美しくするためのテクニック
このステップを踏めば十分美しいアクアテラリウムを作ることができるのですが、どうせならもっときれいな滝を作りたいですよね。そんなときのテクニックを紹介します。
・チューブやコード類を見えないようにする
より自然の風景に近付けるためには人工物であるフィルターやチューブが見えないことが大切。岩や流木、植物などをうまく使いこれらを隠しましょう。
・バックスクリーンを使う
画像出典:http://item.rakuten.co.jp
せっかく綺麗なアクアテラリウムが出来たのに後ろの壁が見えてしまったら台無しですよね。バックスクリーンを貼ることでより雰囲気がでます。ちなみにおすすめの色は黒。機材が同化して、より見えづらくなります。
アクアテラリウムで滝の音を聞いて癒されよう
仕事に疲れて帰宅したとき、アクアテラリウムから流れる滝の音は私たちをきっと癒してくれることでしょう。さすがにマイナスイオンは発生しないかもしれませんが、見て良し、聞いて良しのおしゃれなインテリアとしてもおすすめなので、ぜひ滝のあるアクアテラリウム作りにチャレンジしてみてください。
アクアテラリウム参考動画
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(さぼりch)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
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