2018 02/27
レイアウト

【画像あり】初心者向けアクアリウム水槽レイアウト|基本テクニック11選

今回はアクアリウムの水槽レイアウトに欠かせない「基本テクニック」を11個ご紹介します。
特にビギナーの方が押えておきたい内容ばかりなので、アクアリウムを始める前にぜひ覚えて水槽レイアウトに活用してみてください。

1.基本3構図と素材

まず、水槽レイアウトの構図(全体的な形)からですが、基本形は3つあると押さえてください。
それは「凸型構図」と「凹型構図」と「三角構図」です。

 画像出典:http://www.adana.co.jp
・凸型構図
水槽の中心にすべてのものを集中するレイアウトです。
真ん中に山があって、その周囲には何もないような状態です。3つの構図の中でもっともバランスがよい構図だと言えます。
・凹型構図
「凸型構図」の逆です。真ん中は空け、その周りにすべてのものを寄せて配置します。
中心部を空けることでそこに魚が集まりやすく、生体の鑑賞に適した構図と言えます。
・三角構図
上に挙げた2つの構図のどちらでもなく、水槽の右か左のどちらかにものを寄せ、もう一方の空間を大きく空けた構図です。レイアウトの中に対角線を長く使うことができるので、ダイナミックな構図を作るのに向いています。
初心者が扱いやすいのは、1番最初に挙げた「凸型構図」です。
一番バランスがとりやすいので、ただ何となくレイアウトするよりも断然よい仕上がりになると思います。
また、どんな素材を使うのかという観点もレイアウトには欠かせません。
メインで使うものによっては「水草水槽」、「石組水槽」、「流木水槽」などと呼び分けることがあります。
もちろん、1つの水槽に水草も石も流木も使っていいのですが、それぞれが主張しすぎるとレイアウトにまとまりが出ません。
なので、メインは水草なのか、石なのか、流木なのか絞った方がキレイなレイアウトになります。
▼水草水槽

画像出典:https://www.youtube.com/
▼石組水槽

画像出典:https://www.youtube.com/
▼流木水槽

画像出典:https://www.youtube.com/

2.底砂には傾斜をつける

画像出典:http://www.adana.co.jp
底砂を入れたら傾斜をつけましょう。
傾斜をつける方向は、「奥から前へ」です。つまり、一番後ろが「厚く」、一番手前が「薄い」状態にします。

このような傾斜をつけることで、手前から奥に向かって遠近感が生まれ広く見えます。

また、傾斜が付いていることによって背の低いアクセサリーが物陰に隠れにくく、レイアウト全体が見やすくなります。

3.背の高い水草は後ろに

画像出典:http://kabegami.image.coocan.jp

水草には背が高い種類と背が低い種類があります。

植える場所はそれぞれ違います。手前に背の低いものを、後ろには背の高いものを植えてください。当たり前ですが、逆にすると水草が伸びてきたときに、水槽の中が見えなくなってしまいます。

レイアウトを考えるときは、水草が成長したあとのことも考えなければなりません。

大きく葉を広げるのか、背は高くなるのか、など水草がどういう育ち方をするのかを念頭にレイアウトを考えましょう。

4.水草を植える密度は薄く

画像出典:http://blogaqua.exblog.jp
水草を植えるときは、多少スカスカな状態で植えたほうがいいです。
初心者がよくやってしまうのが「過密」状態。水草と水草の間をかなり詰めて植えることです。
確かにスカスカだと見栄えが悪いです。
過密に植えてくなる気持ちも分かるのですが、結果的に最初はスカスカに植えたほうが水草が育ちやすいです。
なぜなら、スカスカのほうが水草全体にまんべんなく光が当たるからです。
また、スカスカのほうが水の通りも良く、栄養の吸収も良いからです。

見栄えが悪いのは最初だけなので、水草を植えるときは少なめに植えましょう。

5.モスの定着

画像出典:http://gstyleaqua.exblog.jp

ウィローモスを流木に生やす(活着)方法は、難しいようで意外と簡単です。
手順としては、ウイローモスを細かく手でちぎり、そして糸でぐるぐる巻きにする。
ただこれだけです。

ぐるぐる巻きにするときに糸を使いますが、「モスコットン」を使うとよいです。
釣り糸や縫い糸でも代用可能ですが、モスコットンなら水の中で溶けて無くなるのでモスが活着したあと目立ちません。

6.石の置き方と種類

画像出典:https://www.youtube.com
水槽内に石を置く場合は手前に大きいものを、奥に小さいものを置きましょう。
またその際はできるだけ大きさの違いをハッキリさせて、メリハリをつけるとよいです。
こうすることで遠近感が生まれ実際よりも奥行きがあるように見えます。
どうしても水槽のサイズには限りがあるので、それを少しでも補って広く見せるテクニックです。

7.流木の形と組み合わせ

流木の形には、大きく分けて「ブランチウッド」と「ホーンウッド」の2種類があります。

「ブランチウッド」は「細さ」と「枝分かれ」が特徴です。
ブランチ=枝の意味ですから、この枝を生かしたレイアウトにすることが大切です。
おすすめは三角構図で、複数のブランチウッドを絡めるようにセッティングすると大木の雰囲気が出せます。
「ホーンウッド」は「太さ」が特徴です。枝分かれも少ないです。
大きく太いので、流木と言えばこのホーンウッドをイメージすることが多いです。
水槽に1つ入れておくだけで流木の存在感があります。水槽の真ん中において凸型構図にするとよいでしょう。

8.レイアウトに小道と取り入れる

画像出典:http://youpouch.com
凹型構図レイアウトにあわせて、よく用いられるテクニックなのですが水槽内に「小道」をつくります。
水槽の手前側から奥に向かって「小道」をつくると、これもまた遠近法により奥行きが生まれます。

9.バックスクリーンには黒を使う

画像出典:http://i-aquarium.net
バックスクリーンの色は黒がおすすめです。
黒は、水草の緑や赤を引き立ててくれるのでバックスクリーンにはブラックが好まれます。
もちろん、市販されているバックスクリーンを使っても良いですが、自動車の窓ガラスに使う「スモークフィルム」でも応用できます。

10.砂やソイルをならすテク

画像出典:https://www.reviews-tower.jp
砂やソイルなどの底砂を水槽に敷いたら、必ずならしましょう。
ならして平らにしないとデコボコのままで見た目が美しくないです。また、上に書いた通り傾斜を付ける必要があるので、底砂をならす作業は絶対に必要です。

その際使う道具を紹介します。何でもいいのですが、よく使われるものです。

  • クリーナースクレーパー(コケ取り用の棒)
  • 習字用や絵画用の筆、ハケ。
  • 使わなくなった三角定規。

 

11.注水の勢いを弱める

画像出典:http://tamaho.co.jp
レイアウトが終われば、水を入れます。
ただ、その時にただ水を入れると、せっかく植えた水草が水の勢いに流されて抜けてしまいます。レイアウトを台無しにしないためにも、水を入れるときには以下の道具を水槽に入れて水を入れてください。
  • 発泡スチロールの板(箱のフタなど)
  • 砂利やソイルが入っていた「袋」
  • ザル

また、道具が無くてもできます。

たとえば「水を水槽の壁面に伝わらせるという方法」や「水を手で受けるという方法」なら道具要らずで、すぐできます。
どうしても適した道具が無い場合はこちらも試してみてください。

 

まとめ

Aquarium Layouts from MIchael Bao 03

以上、11個のレイアウトテクニックでした。
初心者のうちは他の人がどうやっているのか知ることで、面白い発見があったりします。
ぜひ色んな人のテクニックを自分のアクアリウムにも取り入れて、自分流のスタイルを身に着けていってください。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://www.adana.co.jp
参照・画像出典:https://www.youtube.com
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(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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