初心者向け熱帯魚の種類。飼ったことがない人でもこれを読めば安心。
魚の類いなんて縁日でとった金魚を飼ったことがある程度、という人でも、仕事や学校で毎日をおくる内に、ふと寂しくなり、せめて何もない時間は家でただ熱帯魚を観賞していたいな、なんて思うときがあります。
ただ、初心者の内は飼い方が難しい熱帯魚を買っても、すぐにダメにしてしまうでしょう。ですから初心者向けの比較的飼いやすい熱帯魚をご紹介します。
ネオンテトラ
誰もが飼ったことはなくても見たことはあるんじゃないでしょうか。頭から背びれくらいまで青みがかっていて、お腹から尻尾までは赤みがかかっています。青と赤がギラギラとネオンのように光っている姿を一目見れば、なぜネオンテトラという名称がついたのかすぐに分かります。
小型で、また安価なのであまりお金が掛けられない人でも飼うことができる熱帯魚です。餌を選ぶとき、特定の高価なものを与える必要はありませんし、また丈夫で2年くらい寿命もあるので飼いやすいのですが、ネオン病というネオンテトラ特有の病気にかかる可能性があります。
症状は身体の色が白みがかって腐ってきている、群れから離れて泳いでいる、などがあります。そうなると水槽全体に病が広がりますので、注意が必要です。
グッピー
熱帯魚の中でも最も親しみを込めて名前を呼ばれる、キュートな可愛さが魅力的なグッピー。初心者が最も飼いやすい熱帯魚でありながら、同時にブリーダーがグッピーの美しさを競い合うコンテストもあり、初心者から上級者まで幅広く親しまれている、正に熱帯魚の中の熱帯魚です。
グッピーはアルカリ性の水質を好みます。グッピーが発見された南米の池や川の水質を好むということでしょうか。小まめに水を取り替えることと、取り替えたときに塩をひとつまみ入れることを忘れなければ、水槽内の水質をアルカリ性に保つことが出来ます。
エンゼルフィッシュ
例え行ったことがない人でも、南の島の美しい海に潜るイメージを浮かべたとき、泳いでくる魚が熱帯魚だったとすればそれは間違いなくエンゼルフィッシュです。それくらいエンゼルフィッシュはきれいな海のイメージとして多用されていて、テレビやネットを見ている人ならば無意識的に熱帯魚のイメージとしてエンゼルフィッシュが思い出されるでしょう。
エンゼルフィッシュは熱帯魚の女王とか天使の熱帯魚とか、様々な異名を持ちます。それくらいエンゼルフィッシュのスタイルが愛されているということです。寿命は熱帯魚の中でもトップクラスに長く、7年程度です。またシルバーエンゼルフィッシュなどは1匹500円くらいで購入でき、餌も選り好みがないので、経済的負担も少なくて済みます。
レインボーフィッシュ
レインボーフィッシュは種類が豊富で模様が多彩なのが多いため、グッピーとはまた違った感じでレインボーフィッシュばかり飼っているブリーダーがたくさんいます。写真のようにハーフオレンジの地味なのもいるのですが、それだけではとてもレインボーフィッシュの魅力は語れないというわけです。
他の魚と水槽内で一緒にしてもレインボーフィッシュは襲ったりしませんので、色々と飼ってみたい初心者には嬉しいです。また餌も市販のものであれば特に問題はありません。ただ、あまり強い魚ではありませんので、小さめのものはおすすめできません。やや大きめの魚を買うようにしましょう。
終わりに
熱帯魚を飼いたいと思ったときに選びやすい、初心者でも飼いやすい種類ばかりをご紹介しました。やはり熱帯魚は生き物ですから、いくらもの珍しい種類のものがあって目をひかれたとしても、飼うのが難しいものならば最初は避けておくべきです。
こちらで紹介した魚ならば初心者でも飼うのを失敗しずらいです。ただ、すぐに飽きてしまってろくに餌もやらず、水も汚れたまま、なんて事態は避けてくださいね。魚が可哀想ですから。
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