アクアリウムは水づくり|水草水槽では水草が好む水質にしよう
しかし、水をろ過してゴミを取り除くだけでは水草は思ったように成長してくれません。
熱帯魚と同様に水草にも好みの水質があるからです。そこで今回は水質の調整方法について考えてみたいと思います。
1.pH(ペーハー)とは
理科の実験などでリトマス試験紙を扱ったことはないでしょうか。あれが、この「水素イオン濃度」のことです。
7がちょうど真ん中で「中性」という意味です。
7以上の数値になるとアルカリ性」で、7未満の数値「酸性」を示します。
熱帯魚と同様に酸性やアルカリ性を好む水草もあるからです。
2.酸性を好む水草
クリプトコリネ・ミニマ
原産地のブラックウォーターにちなみ酸性の水を好み、中性以上だと枯れてしまいます。なので育てる場合はとにかく酸性の環境を維持することが不可欠となります。
3.酸性にするためには
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急ぎの場合は、pH調整剤で容易にpHを酸性にすることが出来ます。
ただし、急激な水質変動は魚や熱帯魚にショックを与え、最悪死滅してしまうのでゆっくりと行うようにしてください。
ゆっくりと変えたい場合は、ピートモス(コケの腐葉土)を底床に用いることでpHを酸性に傾けてくれます。また流木を水槽内のレイアウトに使用することでもpHを酸性に傾けることができます。
ただ、通常は水草水槽にはソイルを使うことが一般的で、ただそれだけでも酸性に傾きます。水草を育てる場合、ソイルがすすめられるのはそのためです。
ソイルで育てると水質がやや酸性になるので、水草の成長が安定していると言われています。
4.アルカリ性を好む水草
ロタラ・インディカ
細長い葉が特徴の有茎類です。真っ赤な色が特徴です。
日本にも自生していて「キカシグサ」というのが日本名です。
二酸化炭素が無くてもよく成長しますが、二酸化炭素を入れたほうが色づきが良くなります。また長持ちします。
5.アルカリ性にするには
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アルカリ性にする場合もpH調整剤が使えます。ただし、急激な調整はご法度です。
サンゴ砂や大磯砂を底床に用いると貝殻の成分が溶けだし、水質をアルカリ性に傾けることができます。
また上部フィルターを使っている場合は、ろ過槽にサンゴ砂やカキガラを投入してpHを調整するという方法もあります。
まとめ
pHを測定するには、市販のpHメーターやpH試験薬を用います。こまめにチェックして魚にも水草にも優しい水づくりを心がけてあげてください。
あなたの注いだ愛情の分だけ、熱帯魚や水草が愛嬌や生育で返してくれるはずです。アクアリウムとは水づくりに尽きますよ!
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(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
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