ディスカスの飼育法|初心者が気をつけること
熱帯魚の王様。
ディスカスの代名詞とも言えるこの言葉ですが、これは大げさな表現ではありません。
ディスカスの優雅な泳ぎ、そして独特の縞模様、玉模様。昔から多くの人の琴線に触れてきました。
今回はディスカスの飼い方について紹介します。
ディスカスの優雅な泳ぎ、そして独特の縞模様、玉模様。昔から多くの人の琴線に触れてきました。
今回はディスカスの飼い方について紹介します。
稚魚のころは小型熱帯魚と同様に2~3cmの大きさですが、そこから大きく成長します。
ディスカスの成魚ともなれば最大20cmほどになります。
これは成人男性の手のひらくらいの大きさです。一般にディスカスの寿命は5年と言われていますので、1年で4cmずつ成長していく計算になりますね。
これは成人男性の手のひらくらいの大きさです。一般にディスカスの寿命は5年と言われていますので、1年で4cmずつ成長していく計算になりますね。
したがって、稚魚のころは広々とした水槽であってもディスカスが大きくなるにつれ、次第に手狭になってくると言えます。
60cm水槽で飼えるディスカスは2~3匹が限度なので、それを見越した飼育数で始めるのが無難です。
水槽のサイズには余裕を持つことがディスカスの成長を助けます。またどの熱帯魚にも言えることですが、過密飼育は確実に魚の寿命を縮めます。
小さい水槽でたくさんの熱帯魚を飼いたくなる気持ちも分かりますが、少し寂しいくらいのほうが熱帯魚にとってもっとも過ごしやすい環境と言えます。
水槽のサイズとディスカスの個体数の目安は次の通りです。
60cm 2~3匹程度
90cm 10~12匹程度
120cm 20匹程度
90cm 10~12匹程度
120cm 20匹程度
押さえておきたいのは、60cm水槽があって初めて2~3匹飼える、ということです。ディスカスにとってよい環境を考えると、絶対にこのくらいのサイズは必要でしょう。
確かに45cm水槽や30cm水槽でも、稚魚や5cmくらいの状態ならば飼うことは可能です。
しかし、冒頭で述べた通りディスカスの成魚は手のひら大です。
しかし、冒頭で述べた通りディスカスの成魚は手のひら大です。
いずれにしても水槽の交換(サイズアップ)が必須となりますので、肝に銘じておきましょう。
そのためよく食べ、よく水を汚します。他の魚よりも水替えや掃除の頻度をあげる必要があるでしょう。
しかもディスカスは水質に敏感な魚でもあります。ちょっとした水質の変化でディスカスは体調を崩します。
体調を崩すと食欲を無くしたり、体表のつやや色合いが悪くなったりします。
ディスカスを飼育する場合は水質の管理、ひいては水替えと掃除のタイミングを十分に考えましょう。
ベアタンクは掃除が楽ちん
ディスカスの水槽は掃除しやすいスタイルが最適と言えます。
そこでベアタンクがおすすめです。ベアタンクとは、水槽内に底砂を敷かずに飼育する方法です。
そこでベアタンクがおすすめです。ベアタンクとは、水槽内に底砂を敷かずに飼育する方法です。
ディスカスの水槽をこのベアタンク方式にしておけば、底にエサの食べ残しや排せつ物が溜まるとすぐに分かります。
水替え時には底に溜まった老廃物や排泄物を中心に吸いだしてしまえば、水質悪化の原因となる物質を素早く取り除くことができます。
ベアタンクはこのようなメリットがあります。
もちろん、ディスカスの水槽でも他の熱帯魚と同じように、底砂を敷いて飼育することができます。底砂のなかのバクテリアが水質の改善に役立つことは間違いないです。
しかし、大食漢のディスカスがいる水槽では、エサの食べ残しや排せつ物によって底砂が目詰まりする可能性が高くなると言えます。
したがって、底砂を洗う頻度を保てない場合には、あるいは自信が無い場合には、掃除のしやすいベアタンクがおすすめです。
ちなみにディスカスの水槽においても流木や石、その他装飾品を置いても何ら問題はありません。
ただし、モノを置くとその分水量が少なくなることには注意が必要です。
レイアウト用アクセサリーは、あまりごちゃごちゃしない程度に数を絞って置きましょう。
ただし、モノを置くとその分水量が少なくなることには注意が必要です。
レイアウト用アクセサリーは、あまりごちゃごちゃしない程度に数を絞って置きましょう。
※ベアタンク(bare bottom tank)とは、水槽に底砂を敷かずに水棲生物を飼う飼育方法。
水温は高めに設定
画像出典:http://torimiand.blog.fc2.com/
ディスカスが好む水温は28度前後と少し高めです。
水温はいつも少し高めに保つようにしましょう。
水温はいつも少し高めに保つようにしましょう。
一般的に水温を保つ機器としてはヒーターがよく使われます。
ただし、市販の温度固定型ヒーターは25度前後に設定されているタイプが多く、そのままではディスカスの飼育には不向きです。
ただし、市販の温度固定型ヒーターは25度前後に設定されているタイプが多く、そのままではディスカスの飼育には不向きです。
ディスカス用のヒーターを使うか、サーモスタット付きのヒーターを利用して自分で温度を少し高めに設定して使うようにしましょう。
なお、このようにディスカスが好む環境の水温は高いので、水草の生育には適していません。ディスカス水槽においては水草はあきらめるか、人工のものを使うようにしましょう。
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参照・画像出典:http://ars.ti-da.net/
参照・画像出典:http://torimiand.blog.fc2.com/
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
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