2017 03/21
熱帯魚・エビ

メダカの飼い方|初心者が気をつけること。

 メダカは日本ではとても身近な魚と言えます。
野生のメダカは今も澄んだ小川や田んぼなどに自生しています。
またメダカは安価で入手しやすく飼いやすいという特徴から観賞魚としてもポピュラーです。
「熱帯魚飼育」のハードルが高ければ、一度メダカを飼ってみてはいかがでしょうか。
きっと魚を飼う楽しさやメダカの癒しを感じられるはずです。

水|必ずカルキを抜いて使う

画像出典:https://aquarium-guppy.com/

メダカを飼うための水は、水道水を使います。
もちろん生息地の川や池の水でもまったく問題ないのですが、こまめに水を汲んでくると大変な手間になります。したがって、水道水を使うのが一番便利でしょう。
ただし蛇口から出てきた水をそのまま使ってはいけません。
水道水にはカルキ(消毒薬)が含まれているからです。
人間に害はありませんが、カルキはメダカにとっては毒になります。
カルキを抜いた水を使いましょう。
バケツに汲んだ水を1日以上放置するか、市販のカルキ抜き剤を使うと簡単にカルキを取り覗くことが出来ます。

容器|大き目の容器でメダカ長生き

1060x660 ビオトープ観察日誌

メダカは環境の変化に強い魚なので、基本的にはどんな容器でも飼うことができます。
熱帯魚用の水槽はもちろん、バケツやペットボトルの容器でも飼うことが出来ます。
しかし、狭い容器にたくさんのメダカを入れると酸欠になったり、水が極端に汚れたりしてしまいます。こういった状態はメダカのストレスになります。
メダカは大切に育てれば3年ほど飼うことができると言われています。
長くメダカを楽しむためにも1匹あたり1リットル程度の水が割当たるような余裕を持った環境を用意しましょう。

水温は24度前後に保つ

画像出典:http://oniwa.hama1.jp/

メダカは冬越しできるので、水温が10度程度でも生き延びることは可能です。
ただしここまで低温だとメダカは成長しませんし、繁殖にも不向きです。

やはり、メダカの生き生きとした姿を楽しめる24度前後の水温を年間を通して保つように調整しましょう。夏場は水温が上がりやすいので直射日光が当たりやすい窓辺は避け、家の中の涼しい場所で飼育するとよいでしょう。

冬場は特に水温の低下に気をつけます。
心配なら市販のヒーターを使うようにして、水温のアップダウンを抑える工夫をしてください。

底砂は4種類から選ぶ

砂利

特にこだわりが無ければ、水槽の底には大磯砂を敷きましょう。一番無難な底砂と言えます。地味な色合いですが、捉え方を変えれば和の色彩です。日本には昔からメダカを愛でる文化があったのでぴったりです。
「もう少しおしゃれに」という場合には、化粧砂をおすすめします。
カラーバリエーションが豊富で非常にたくさんの色合いの砂が市販されています。
お部屋の雰囲気や好みに合わせてコーディネートするとよいでしょう。

画像出典:http://www.adana.co.jp/

大磯砂も化粧砂も繰り返し使えるのでエコな選択です。ただし、あくまで砂であり以下で紹介するような「土(ソイル)」ではないので、水のろ過機能は期待できません。また、砂で育成可能な水草も限られてしまうので、この点が大磯砂や化粧砂のネックな部分と言えます。

「美しい水草を育成したい。」
「バクテリアによるろ過を期待したい。」

そんな人は赤玉土や熱帯魚用ソイルをおすすめします。赤玉土は安価なのが特徴で、ペットショップはもちろん、園芸店でも入手可能です。

また多孔質なので水のろ過機能も期待できます。ただし、次に紹介する「ソイル」と違って水草に必要な養分が含まれていません。植える水草に合わせた肥料の調整が必要になります。この点が手間と言えるでしょう。
画像出典:https://oitamedakabiyori.com/

一方のソイルは、赤玉土と比べ少し高価です。
しかし赤玉土と違って、ソイルには水草に必要な養分があらかじめ含まれているので、手間いらずと言えます。

またソイルは赤玉土と同様に多孔質なので水質改善にも効果があります。
さらにメダカに適した弱酸性に水質を傾けてくれるので、メダカの育成に重宝するアイテムと言えます。
ただし、どの底砂を用いたとしてもメンテナンスは絶対に必要です。定期的に洗わなければいけませんし、ソイル系は長く使っていると型崩れするので交換が必要になります。

水草はマツモがおすすめ

Coontail Ceratophyllum demersum

水草はマツモがおすすめです。極めて丈夫で、水質・水温ともにメダカと相性がいいです。また、マツモは根を下ろさず成長するタイプの水草なのでベアタンク(底砂を一切使わない飼い方)での飼育にも適しています。

マツモは驚くほど成長が早く、ただ水槽に入れておくだけであっという間に50cm近くまで伸びることが多々あります。他の水草だと光の量や二酸化炭素量に気を遣わなければならないですが、マツモにはそういった神経質さがありません。
マツモの育てやすい理由はここにあります。
初心者にはマツモがおすすめです。

混泳させるなら魚のサイズをそろえて

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メダカは温和な性格なので、基本的にはどんな魚とも混泳は可能です。

メダカと一緒に混泳させる魚の気性がおとなしく、メダカと同じくらいのサイズなら混泳させて問題ないでしょう。もちろん、好みの水質や水温がメダカと一緒か近いことが絶対の条件です。
ただし混泳させると繁殖が難しくなるので、ブリーディング目的の場合は避けたほうがいいでしょう。また交雑の可能性もありますので、血統種との混泳はやめてください。

野外でメダカを飼う時の注意点

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メダカが適応できる水温は幅広く、また水質にも敏感ではないので屋外で飼うこともできます。池で金魚を飼っているような地域であれば大丈夫と思ってよいでしょう。

庭に池がなくとも、発表スチロール容器に水を張れば立派な水槽です。そこに睡蓮などを植えれば、立派なビオトープの完成です。ただし、猫やカラスがいたずらすることがあります。
容器は網や柵などでふさぎ、他の動物や子供にいたずらされないように対策を施しておきましょう。

※本記事内のflickr画像につきましては、flickrの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://www.medakanoyakata.jp
参照・画像出典:http://www.kyorin-net.co.jp
参照・画像出典:https://aquarium-guppy.com/
参照・画像出典:http://oniwa.hama1.jp/
参照・画像出典:http://www.adana.co.jp/
参照・画像出典:https://oitamedakabiyori.com/
参照・画像出典:http://www.shopping-charm.jp/
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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