2016 12/16
レイアウト

薄型・スリム水槽のレイアウトのコツ|遠近法を極めよう

薄型水槽やスリム水槽というのは、前面の幅は60㎝や90㎝程あるので迫力があるのですが、奥行きが無いためどうしても単調な印象を与えがちです。

薄型水槽のレイアウトは「どうやって奥行きを出すか」にかかっていると言っても過言ではありません。

そこで目の錯覚を使ったレイアウトを紹介します。
遠近法によるレイアウトです。奥行きがあるように見えます。

【ソイル】奥は厚く、手前は薄く

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 画像出典:http://77freeandeasy.blog74.fc2.com/

水槽の底面に敷く砂(ソイル)には傾斜をつけましょう。

具体的には一番後ろの砂は厚く、一番手前側は薄くします。手前に向かって下り坂になるようなイメージです。

何も考えずに砂を敷くと平坦にならしてしまうと思いますが、厚みに変化を持たせることで前面から見える範囲が変わります。つまり、傾斜をつけることで底面が全部見えるようにするのです。そうすると、正面から見たとき遠近法によって奥行きが長く見えます。

【水草】奥は高く、手前は低く

layout35-03 画像出典:http://garden-vision.net/

集合写真を撮るとき、ひな壇に登ると全員の顔が写りますよね。これと同じことを水草でもやります。
先に述べた通り、奥に行くほど砂が厚くなっていれば背面に植えた水草も見えるようになります。
一番後ろには背の高い水草を、手前になるほど背の低い水草を植えます。これも遠近法により、奥に向かって広がって見えるようになるのです。

【石】奥に小さいもの、手前に大きいもの

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画像出典:http://splash-aqua.com/

同じ大きさのものも遠くへ行くほど小さく見えます。
私たちの日常でもよく感じることです。
これを水槽の中でも意図的に作り出すのがこの配置です。
手前には大きなものを置き、奥へ行くほど小さいものを置きましょう。
似たものであるほど錯覚しやすいので、例えば似た質感の石を大小異なるサイズで用意してそれぞれ配置します。

奥に置いた石が遠くにあるように見えるので、奥行きが出ます。

技】小道をつくる

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画像出典:http://solar3.exblog.jp/

通常、私たちの目にすごく長い道はどのように見えるでしょうか。
普通手前の幅は広く、遠くへ行けば行くほど細くなって見えるはずです。
これを水槽のレイアウトにも応用します。
たとえば白色の砂などで水槽の真ん中に小道をつくります。
手前は幅広く、奥に向かって細く調整します。
出来るだけ極端にしたほうが、より遠近法が強く働きます。

【技】暖色と寒色の使い分け

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画像出典:http://www.osaka-c.ed.jp/

暖色と寒色をご存じでしょうか。

暖色は赤や黄色などの鮮やかな色彩のことで、寒色とは青や緑などの静かな色彩のことです。

暖色はインパクトのある色です。
よく目立たせるときに使うのではないでしょうか。これら暖色は近くにあるように見えます。なので赤いものを手前に置くとより引き立って見えます。

一方、寒色は遠ざかって見える色なので、よりその意味を強めるために奥に配置します。

【技】濃淡の使い分け

img_02 画像出典:http://www.slownet.ne.jp/

同じ色でも色の薄さでも遠近感を出すことが出来ます。
色の薄いものは遠くにあるように、色の濃いものは近くにあるように見えます。

これを応用して水草を配置します。

色の濃淡にバリエーションを持たせながら水草を用意し、色合いが濃い順番に手前から奥に向かって植えていきます。

そうすることで遠近を感じさせるレイアウトになります。

まとめ

遠近法で水槽の奥行きを演出するためにはポイントがいくつかあります。

まず、ソイルは奥を厚く、手前を薄くすること。
次に水草は奥は高く、手前は低く配置すること。
そして石などの小物は奥に小さいもの、手前に大きいものを置きます。あわせて小道をつくることでさらに奥行きが引き立ちます。
また暖色と寒色を使い分けたり、色の濃淡でも奥行きを出せます。

スリム水槽の奥行きにお悩みの方は、ぜひ試してみてください。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://77freeandeasy.blog74.fc2.com/
参照・画像出典:http://garden-vision.net/
参照・画像出典:http://splash-aqua.com/
参照・画像出典:http://solar3.exblog.jp/
参照・画像出典:http://www.osaka-c.ed.jp/
参照・画像出典:http://www.slownet.ne.jp/
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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