2017 03/22
器具・製品

熱帯魚水槽用ヒーターの選び方

熱帯魚が好むのは26度程度の温かい水温です。
その名の通り、本来彼らは暖かい地域の淡水や海に住んでいます。
しかし、日本には四季があり冬には気温が下がります。
当然水槽の中の水の温度も下がるのが普通です。
私たちは冬にはストーブやコタツで暖を取ることが出来ますが、熱帯魚にはそれができません。
ヒーターを上手に活用して熱帯魚にとって快適な水温を維持しましょう。

温度固定式ヒーター(オートヒーター)

画像出典:http://aquaturtlium.com/

温度固定式ヒーター、オートヒーターと呼ばれるものの特徴は、やはり「手軽さ」でしょう。買ってきたら水槽に入れるだけですぐに使えます。あとはコンセントにつなぐだけOKです。オートヒーターはあらかじめ設定されている温度に保ってくれるので、私たちは手間いらずと言えます。

また「ヒーター部分(熱を発する部分)」と「コンセント」というシンプルな構造なので、機械でごちゃごちゃせず水槽内と水槽周りがすっきりとした印象になります。

このようにオートヒーターは手軽さとシンプルさゆえ、初心者に人気のヒーターと言えます。
一般的には「26度固定型」というタイプが一番多く出回っているかと思います。たいていの熱帯魚ならこの26度で十分なので、一応確認してから購入するようにしてください。
ただし、全てが一体となっているのでどれか一つの機能が故障すると、全体が使えなくなってしまいます。
オートヒーターには温度を感知する部分、ヒーターに熱を伝える部分など、様々な機能が内蔵されているのですが、一体型のため故障した機能だけを交換するということが難しいです。

 

したがって、オートヒーターは寿命が短いと言われています。
ただし壊れやすいと言っても、数日や数か月で壊れるものではありません。
初心者の入門道具としては十分ですので、安心してください。
数年先には交換する可能性があるということを覚えておいてください。

温度可変式ヒーター

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基本的な機能は、上で述べた「オートヒーター」と一緒です。
設定した温度をヒーターが自動で判断し、スイッチのオン・オフをすべてやってくれます。
オートヒーターとの違いは「自由に温度を変えられる」ということ。
普通のオートヒーターならメーカーが設定した温度以外には変えられないのですが、この温度可変式ヒーターは自分で温度設定を変えることが出来ます。

なので、たとえば熱帯魚の種類によってより細かい温度設定にしたい場合に役立ちます。また、オートヒーターと同様に「一体型」なので見た目にもすっきりした印象は同じです。

ただしデメリットもまたオートヒーターと同じなのですが、どこか故障したら全体が使えなくなります。したがって寿命は短めと言えます。その点にさえ注意していればとても便利な機器です。

ヒーターとサーモスタットのセット

画像出典:http://www.rva.jp/

 

上2種類のヒーターの欠点を補った形がこの「ヒーター」と「サーモスタット」のセットです。
つまり「ヒーター」と「サーモスタット」を別々に買うといことです。(バラで購入してつなぎ合わせて使う)ヒーターもサーモスタットも、色々なメーカーがたくさん種類を出しているので、好みのものを選ぶとよいです。

 

メーカーによっては最初から2つを組み合わせて「セット」として売っていることもあるので、迷ったらセットを買いましょう。値段も割安となっていることがほとんどです。
もちろん、バラバラのメーカーからヒーターとサーモスタットを組み合わせても問題はありません。
「ヒーター」は「温める機能」です。
「サーモスタット」は「温度を検知し、スイッチのオン・オフを判断する機能」です。
これらのどちらかが壊れたら、交換することが出来るのがバラ購入の利点です。
とても経済的と言えます。また、やはり温度を自由に設定できるというのは便利です。

 

ただし、サーモスタットがヒーター部分と別にあるということは、機器が1つ増えることを意味します。これは水槽の美観を損ねることにもつながります。
オートヒーターとは違い、バラで使う場合は少しごちゃごちゃした印象になるかもしれません。
これがヒーターとサーモスタットを別に設置するデメリットと言えます。

 

パネル型ヒーター

画像出典:http://u0u1.net/CmYs

 

水槽の下に敷いて使用するタイプのヒーターです。
薄型なのでそれほど目立つこともないでしょう。
パネル型ヒーターは30㎝以下の超小型水槽用のヒーターです。
大きな水槽を全体的に温めるには効率があまりにも悪いので注意してください。
パネル型ヒーターは、だいたい1リットル未満の水槽に使うものと考えてください。
イメージとしては金魚鉢やボトルアクアリウム、ビンなどが当てはまります。

 

これらのとても小さな容器で熱帯魚を飼いたい場合などにパネル型ヒーターは重宝します。
なぜなら、小さすぎて棒状のヒーターが入らないような容器でも適温にすることができるからです。
パネル型ヒーターは、サーモスタット内臓型なので温度調節は不要です。
熱帯魚に合わせた温度に固定できるヒーターを選んでください。
ただ残念ですが、電気代が1か月あたり50円程度と少し割高です。
やはりどうしても水槽の下に敷くだけという手軽さの反面、熱の伝導率に大きなロスがあるため電気代がかかってしまいます。


(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://aquaturtlium.com/
参照・画像出典:http://www.shopping-charm.jp/
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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