プラティの飼育と繁殖について
プラティは初心者の方でも簡単に飼育をすることが出来る熱帯魚です。少しふっくらした体が可愛らしいのが印象的です。さらに、柄も様々な個体がいてとても人気のある熱帯魚です。
今回はそのプラティの飼育や繁殖についてお話を致します。
飼育環境
プラティが好む水質は中性から弱アルカリ性です。プラティは水質が変わった時に体調を崩しやすいので水換えなどは慎重に行いましょう。
体調は最大6cm程度で水温は23度~26度が適温です、餌は人工飼料、生餌などを食べます、基本的には人工飼料で大丈夫です。
水槽の大きさですが、プラティはとても繁殖が上手くいくと、たくさんの稚魚を産みます。すると水槽の容量をあっという間に超えてしまう可能性があるので60cm水槽程度で飼育を始められるのがおすすめです。それより小さい水槽の30cm水槽などの場合、1-2ペア程度で飼育を始めるのもおすすめです。
病気についてですがプラティは弱アルカリ性を好む魚です、弱酸性の水質で飼育をすると病気になりやすいので少し注意が必要です。病気予防に塩濃度は0.5%程度が適正とされています。
ただ、水草を入れている場合は気をつけましょう。魚の病気の治療のためなどの塩分濃度程度では枯れてしまうことはないらしいのですが、塩分に弱い水草などは枯れてしまう可能性があります、塩を入れる場合は注意して行ってください。
プラティの繁殖と稚魚について
画像出典:http://aquachimera.blog.fc2.com
プラティはグッピーと同じく卵ではなく稚魚で産む卵胎生です。水質をちゃんと管理しておけば5~6匹のメスとオスを水槽に入れておけば自然に交尾を始めてくれます。
大体10匹~20匹程度の稚魚を産卵しますが、個体によって40匹近く産む個体もいます。
交尾の行動は他の魚でも見られるようにオスがメスを追い掛け回します。ただメスがオスを追いかけている場合は愛称が悪い可能性があったり、オスとオスが追いかけ回すのは縄張り争いだったりとしますので、注意が必要です。
そして、稚魚を産む前の兆候は尾ヒレの付け根が黒くなり、水底でじっとしてたり、上下泳ぎを繰り返し始めたりすると出産が近いと言われているので、見かけたら産卵ケースなどに入れてあげましょう。
ただ、水底でじっとしている場合は弱っている、病気の可能性もあるのでよく注意して観察してみてください。
ちなみに、おすすめの産卵ケースは。
画像出典:http://item.rakuten.co.jp/
やはりこちらの二重構造になっているタイプがおすすめです。
こちらならグッピーにも使うことができるので1つは買っておけば色々使えるので、使い勝手が良いでしょう。
自然繁殖も可能ですが、その場合は水草や石、流木などで隠れる場所を作ってあげましょう。そして、産まれた稚魚の飼育ですが、通常産卵箱を使用している方は親を元の水槽に戻してあげて稚魚と親を離してあげましょう、子供を食べてしまいます。
稚魚の餌ですが、一番オススメなのは栄養が高いブラインシュリンプを与えるのが一番ですが、普段大人個体たちにやっている人工飼料をすりつぶして与えるのでも十分問題ありません。
1日1-2回程度の餌を与えるのがベストです。
ブラインシュリンプ孵化器
画像出典;http://www.shopping-charm.jp/
ブラインシュリンプを与える際はこちらのブラインシュリンプ孵化器を使ってブラインシュリンプを卵から孵化させて与えましょう。他の稚魚などに使えるので1つ買っておくと便利です。
そして、順調に成長していけば3ヶ月から4ヶ月程度で大人になってくれます。産卵箱などに分けずに自然繁殖の場合はどうしても餌を親個体などに独占され、餌が足りないことなどが起こり成長が多少遅い気もします。
なので、なるべく自然繁殖よりは産卵箱などを使ってあげることで成長も早く生存確率も上がるので是非、産卵箱で飼育してあげてください。
極々希に同じ卵胎生メダカとの混泳では交雑する危険性もありますので、注意してください。
混泳
小型なコリドラスやオトシンクルスなどが混泳におすすめとのことです。
コリドラス
オトシンクルス
グッピーなども混泳は可能ですが、少しだけ気が荒い個体なども居たり、同種と縄張り争いをする個体もいるので、混泳させる場合はなるべく水草などを多めに入れて隠れる場所を作ってあげるといいでしょう。
まとめ
繁殖も水質が安定していればよく増えてくれて稚魚に癒されるので是非、まだ飼育をしたことがない方は上の記事を参考に飼育を始めて見てはかかがでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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