2017 03/31
熱帯魚・エビ

レッドビーシュリンプの飼育と繁殖のポイント

レッドビーシュリンプはアクアリウムをやっているうちに飼育してみたいなと思うエビの一つだと思います。色も綺麗で赤と白のストライプが凄く印象的です。今回はそのレッドビーシュリンプを飼育するための準備や気をつけたいポイントのお話を致します。

①飼育のための準備

水槽

まず、準備するものは当然ながら水槽です。ですが、ここでも気をつけたいことがあります、まず、水槽ですが、最初は大きい水槽で飼育を始められる方がいいと思います。

レッドビーシュリンプは水質に敏感で小型の水槽だと管理が難しくなってきたりするのでおすすめは60cm水槽くらいから始めるのが初心者の方にはいいと思います。

ADA:キューブガーデン・スペリア60㎝

画像出典:http://www.adana.co.jp

フィルター

次に必要になってくるのがフィルターです、フィルターは色々ありますが、よく使われていたり、自分も使っていたのがスポンジフィルターと外部フィルターです。

スポンジフィルターのいいところは給水口がスポンジなので稚エビなどが吸い込まれることがないことや、レッドビーシュリンプは酸欠に弱いのですが、スポンジフィルターはエアーポンプ式なのでエアレーションもしてくれるフィルターでレッドビーシュリンプととても相性がいいと思います。

そしてスポンジフィルターだけでは濾過が不安ですので外部フィルターで濾過を補うという感じです。

テトラツインプリラントフィルター

画像出典http://www.shopping-charm.jp

価格:816円程度

GEX メガパワー6090

 画像出典http://www.shopping-charm.jp/

価格:6,750円程度

底砂

次に必要なのが、底砂です。底砂はソイルがおすすめ、ソイルのメリットとしては、ソイルにもよりますが、レッドビーシュリンプが好む水質にしてくれることです。水道水などのphはph7.5~8.0弱アルカリぐらいです、レッドビーシュリンプが好むphは弱酸性の6.0~6.5くらいと言われています、基本的にはこのphで販売やブリードされていることが多いので、水質を弱酸性にすることで急激な水質変化がなく安全に飼育を始めることが出来ます。

さらに、ソイルはバクテリアや微生物が湧きやすいので生物濾過にもつながります、さらに水槽底としての通水性も良いです。

それとソイルの種類ですが、吸着系ソイルと栄養系ソイルがありますが、おすすめは吸着系ソイルです、吸着系ソイルは有害物質の吸着能力が高いので水質を安定させることが出来ると思います。

JUN マスターソイル

   画像出典http://www.shopping-charm.jp/

価格:1,670円程度

評価もよくレッドビーシュリンプを飼育されている方がよく買われているようです。コスパもいいとのことですので予算と相談しながら検討してみてはいかがでしょうか。

水草

次に水草ですが、ウィローモスが一番おすすめです。レッドビーシュリンプと相性が一番良く隠れ家やウィローモスの新芽などは餌にもなるので入れておいて損はしないと思います。

他にもレイアウトも一緒にされるなら他の水草も入れて上げることで遊び場などにもなるので検討してみてはいかがでしょうか?

ただ、水草を入れる場合は注意が必要です、農薬などが使われている水草もあります、農薬はエビにとって危険です、必ず無農薬かを確認してから水草を買うようにしましょう。
Java moss
 クーラーとヒーター

次に必要なのがクーラーとヒーターです。

特にクーラーは必須と言ってもいいのではないかなと思います、レッドビーシュリンプはとても高い水温には非常に弱いです。適切な水温は22度~24度くらいと言われいます、夏場で冷却ファンやクーラーを使用していなければ30度を超えてしまい茹で上がってしまったりします、なので、クーラーや冷却ファンなどを完備してあげて適切な水槽を保ってあげましょう。

ただ水槽のクーラーは中々のお値段なので予算と相談しながら検討してみるのがいいと思います。

お手軽なのは冷却ファンだと思います。

GEX アクアクールファン

画像出典http://www.shopping-charm.jp/

価格:1,590円程度

ヒーターも同様でレッドビーシュリンプの最低生存温度は5度程度と言われているので冬場などはヒーターで適切な温度を保ってあげてください。

おすすめは温度調整の管理が出来るサーモのセットがおすすめです。

GEX セーフカバーナビパック

画像出典http://www.shopping-charm.jp/

価格3,796円程度

照明

次に照明ですが、とりあえずは2灯のライトを一つ設置してあげるがいいと思います。レッドビーシュリンプは夜行性ですが、昼と夜をちゃんと作ってあげることが大切で、水草などを一緒に飼育されるならライトは必須です。

ニッソー カラーライト600

画像出典http://www.shopping-charm.jp

価格:4,470円程度

エサ

次にエサについて。

餌は先ほど言ったようにウィローモスなどを食べたり、コケを食べたりしますが、どうしてもコケなどでは足りずに餓死する恐れがありますので人口飼料も与えましょう。実はレッドビーシュリンプはほうれん草も大好物です。ただし無農薬で作られたものにしましょう。

レッドビーシュリンプを飼育するにあたり一緒にほうれん草も作ることに挑戦するものいいかもしれません。

そして、人口飼料やほうれん草を与える場合は量を気をつけて水質悪化に注意しましょう。

画像出典http://www.shopping-charm.jp/

価格:565円程度

こちらの餌などは評価もいいのでおすすめです。

ほうれん草を食べるレッドビーシュリンプ

画像出典:https://plaza.rakuten.co.jp/

 

②飼育の時に気をつけたいこと

レッドビーシュリンプの飼育は簡単と言う方もいますがやはり難しいエビなのかなと思いますので注意点をいくつかお話しておきましょう。

水槽立ち上げ

まず、水槽の立ち上げ期間です、これは個人的にやっていた時の話ですが、水槽を立ち上げて約1ヶ月程度はなにも入れず、または丈夫なメダカやミナミヌマエビなどを入れて飼育しておきます、どうしても水槽を立ち上げたばかりだと水質が安定しなかったりしますのでパイロットフィッシュ※を入れてあげるのがいいでしょう。

※パイロットフィッシュ…水槽内の水質を正しい方向へ導く熱帯魚のことを指します。

水合わせ

次に導入前の水合わせです、レッドビーシュリンプは水質に敏感です、水合わせの際は慎重しましょう、良く水合わせに使うのが点滴方法です、一滴ずつ水槽の水をレッドビーシュリンプの袋や容器などに入れていき徐々に水になれさせていくのが一番いいと思います。この水合わせを慎重にしておかないとレッドビーシュリンプたちにダメージやストレスを与えてしまうので必ず慎重に水合わせをしてあげましょう。さらに水合わせ同時に水温合わせもしっかりしてあげましょう。

点滴水合わせ

水合わせ
水換え

次に水換えです、抜くときも慎重でいいと思いますが、肝心なのは新しく入れる水です、どうしてもphが高かったりする場合があるのでちゃんとph調整剤などを使ったりしてphを下げてあげたりしましょう、さらに、点滴方法などでphを調整した水を少しずつ水槽に入れていく方法もいいと思います、実際によくやられている方も見かけるのでいいと思います。

水温

夏場の水温です。レッドビーシュリンプを飼育されている方なら一度は悩むことだと思います。どうしても夏場を越えられずに全滅してしまったなんてことを聞いたこともあります、夏場は対策はやはり、冷却ファンやクーラーなどをしっかりしてあげましょう、あとは風通しのいい場所や涼しい場所に水槽を設置するなど色々な対策が必要だと思います。是非夏場は気をつけて上げてください。

画像出典:http://norinori-aqua.cocolog-nifty.com

③繁殖

レッドビーシュリンプの魅力の一つでもある繁殖についてお話していきましょう。

レッドビーシュリンプは環境が整えば繁殖は簡単と言われています。早い方なら水槽に導入してから2週間程度で抱卵個体が見られると聞いたりします。

繁殖の為にはきっちりと水槽の環境を整えて上げることが一番大事なことだと思います。

ちなみに、レッドビーシュリンプなどのエビは抱卵の舞というものが存在します。

これは、レッドビーシュリンプのメスが脱皮した時などにメスのフェロモンなどにオスが興奮して泳ぎ回るというものです、この現象が起きたあとなどで抱卵個体などを見かけることが出来ると言う話をよく聞きますので、抱卵の舞を見たら焦らずに観察してみましょう、ただもしかすると水質の悪化や変化などで泳ぎ回っている場合もあるので注意してあげましょう。

抱卵の舞状態の映像

④まとめ

Red TaiTiBee shrimp
いかがでしたでしょうか。

レッドビーシュリンプの飼育はとても奥の深いものだと思います。飼育には絶対がないので自分の今の住んでいる環境などで飼育方法が違ってきたりととても難しいのかなと思います、だからといって諦めずに自分の環境にあった飼育方法を見つけてレッドビーシュリンプを飼育してみてはいかがでしょうか?とてもツマツマしている所を見るのはとても癒されたります。

稚エビなどを見かけるとさらに癒されて日頃の疲れを忘れられるような感じがします。それでは少しでも皆様がレッドビーシュリンプの可愛さに癒されることを祈っております。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

※本記事内のflickr画像につきましては、flickrの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:Youtube(sayaka124253)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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