2017 03/16
海水魚

海水水槽の水替え ~ 頻度と注意点 ~

海水魚を飼育していれば避けては通れないのが『水替え』です。

水替えは日々のメンテナンスとしても、綺麗な水槽や生体の健康を維持するためにも大切な作業の一つです。特にサンゴや水の汚れに敏感な魚を飼育している人からすると、小まめな水替えは必要不可欠でしょう。

とは言え、一体どの位の頻度で水替えを行うべきなのでしょうか。余りにも頻度が少ないと水槽が汚れてしまいますし、多すぎても魚にストレスを与えてしまいかねません。

そこで海水水槽の水替えはどの位の頻度で行うべきなのか、水替えの際の注意点も含めてご紹介していきたいと思います。

 

1.どの位の頻度で水替えを行うべきか

海水水槽
海水水槽の水替えは、飼育している生体や目指している水槽環境によって大きく異なりますが、おおよその目安としては『2週間に1回、水槽の3分の1の量』と考えればよいでしょう。

短期間の間にあまり多くの水を交換してしまうと、水槽内の環境が変わりやすく、折角安定していた水槽環境が崩れてしまう事もあり得ますので、一度の水替えでは3分の1を目安に考えるようにして下さい。

逆に水槽内の環境が劇的に悪化した時や、水槽が崩壊してしまった時には、一度に半分の量の水を数日の間連続で交換する事によって、水槽環境を立ち直らせる方法も存在します。

 

2.飼育する魚やサンゴによって水替え頻度は変わる

サンゴ水槽1

当然のことですが、飼育している魚の数やサンゴを飼育しているかによっても、水替え頻度は変わってきます。大きな水槽で少数の魚だけを飼育しているのであれば、2週間に一度でなく、もっと少なくとも構わないでしょう。

逆にそこまで大きくない水槽で、沢山の魚を飼育しているのであれば水替えの頻度はそれだけ多くなっていきます。スズメダイや近海魚等は比較的水質の悪化に強い種類が多いですが、ヤッコ等のサンゴ礁に住んでいるような魚は、水の汚れに敏感な傾向があります。

特にサンゴを飼育している場合は、水の汚れが酷いとサンゴの白化を招く場合があります。サンゴを飼育する上で理想とされるのが、栄養塩が少なく、石灰藻が良く繁殖するような水槽です。もし魚を飼育しながらそう言った水槽環境を作りたいのであれば、水替えの頻度も週に1回位にしていく必要があります。

 

3.水替えをしなくて良い水槽もある!?

画像出典:http://earleal.exblog.jp

水替えは避けては通れない、と上で書きましたが、実は水槽の中には水替えをしなくても維持することが可能なものもあるのです。やった事のある人ならば分かるかもしれませんが、水替えは意外と重労働なので、もしもしなくて良いのであればそれに越したことはないでしょう。

ではどのような水槽ならば水替えをしなくても良いのでしょうか。それは『ベルリン式』と呼ばれる様式で立ち上げたサンゴをメインに飼育する水槽や、『モナコ式』と呼ばれる様式で立ち上げられた水槽を指します。

『ベルリン式』とは、より自然の海に近い環境を作るシステムのことで、ライブロックや底砂、サンゴなどによってろ過を行う水槽のことで、多くの場合ろ過フィルターの代わりに強力な『プロテインスキマー』を用います。

『モナコ式』とは、水槽内に細かい砂を厚く敷くことで人為的に酸素の届かない場所を作り、『嫌気性バクテリア』と言うバクテリアで硝酸塩を還元するシステムの事を指します。水槽内の汚れは、バクテリアによる分解を得て、最終的には硝酸塩になりますので、その硝酸塩を還元できるモナコ式水槽は、理屈としては水替えが必要でないのです。

しかしベルリン式もモナコ式も非常に複雑で、アクアリウム上級者でも挫折するくらい難しいシステムなので、素直に普通の水槽で水替えを行う方がよろしいかと思います。

 

4.水替えをする際の注意点

画像出典:http://naturalaquablog.blog.fc2.com/

水替えを行う上で気を付けなければならないのが、『比重を合わせる』事と『急激に新しい海水を入れない』事です。

海水水槽で水替えをする場合、多くは『海水の元』で人工的に海水を作る人が殆どだと思います。その場合気を付けなければならないのが、『比重を合わせる』事です。比重を合わせるとは、簡単に言うと海水の塩分濃度を自然の海水と同じくする事を指します。濃すぎても薄すぎてもいけません。

また新しく作った海水を一気に水槽に入れるのもお勧めできません。魚によっては急激な水質の変化に弱い種類も多く、いきなり新しい海水を入れると魚に負担をかけてしまうからです。他にも一気に海水を入れる事によって、底砂が舞い上がるのを防ぐ意味合いもあります。底砂が舞い上がると、魚が『白点病』と呼ばれる病気になってしまうリスクも高まってしまいますので、水替えの際は少しずつ水を入れるようにしましょう。

 

 5.まとめ

カクレクマノミ

水替えは水槽に新鮮な海水を供給する行為で、水槽内の環境を良くしたり、魚の健康のためにもメリットの多い作業である事は間違いないでしょう。

しかし逆を返せば水槽内の環境を急激に変える行為でもある為、魚やサンゴに負担がかかる事もまた事実です。

タイドプールの様な過酷な環境でも生きていけるハゼやメジナ等はまだしも、観賞用とされる海水魚やサンゴの殆どは深い海の中に住んでいます。水替えの様な急激な環境の変化など経験した事はないでしょう。

アクアリウムとは、自然で生きている生き物を小さな水槽で飼う事ですので、その点を心に留め置くようにして下さい。

 

※本記事内のflickr画像につきましては、flickrの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://earleal.exblog.jp/
参照・画像出典:http://naturalaquablog.blog.fc2.com/
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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