2016 12/17
その他

金魚が主役の展示イベント!アートアクアリウム展の魅力に迫る

皆さんは、アートアクアリウム展って聞いたことありますか?
アクアリウムを趣味にしていると自然に耳に入ってくることもあるのですが、要するに「金魚の展示イベント」です。もちろん会場には誰でも入れます。

毎年開催されていて金魚が泳ぐ姿がとても綺麗で楽しいです。大変人気があるイベントです。

アートアクアリウム展ってなに?

アートアクアリウム展は金魚をメインとした展覧会のことで、10年以上毎年日本国内のどこかの都市で行われています。
イベントはアートアクアリウムアーティストの木村英智氏がプロデュースしています。

金魚の種類や数が多いだけでなく、金魚を「アート」としてとらえていることも特徴のひとつです。工夫を凝らした様々な手法で金魚や錦鯉などを展示しています。

各会場の展示を紹介

2010年から始まったアートアクアリウム展は今年2016年で26回目の開催となります。

今回は今年行われた「福岡」「大阪」「東京」「石川」の4会場のアートアクアリウム展の様子を紹介します。

1.福岡~博多・金魚の祭~

まず2016年3月から5月にかけて福岡で開催されました。

展示の目玉は3つあります。

リンパリウム

img_works1画像出典:http://www.kyodo-west.co.jp/

日本の建具「襖(ふすま)」をモチーフにした展示です。背景の絵はもちろん襖。

日本生まれの金魚に和風テイストがよく似合います。
そして面白いのは、金魚の動きに合わせて背景の絵も変わるという部分です。

「インタラクティブアート」と銘打っているしくみで、インタラクティブ、つまり「対話、双方向」な作品となっています。

金魚の動きを追いかけて絵が変わっていく部分については、最近話題にもなった「プロジェクションマッピング」の技法が用いられているそうです。

江戸桜リウム

img_works2画像出典:http://www.kyodo-west.co.jp

 上が「江戸切子」のシャンデリア。
ガラス工芸の「江戸切子」でつくられたグラスが約1,000個が使われています。

下は「サクラリウム」。

水面に舞い散った桜の花びらを表現した作品です。
中にはもちろん複数の金魚が泳いでいて、どれも「桜」にちなんだ名前の品種ばかりです。

大奥

img_works3
画像出典:http://www.kyodo-west.co.jp

見てお分かりの通り「巨大な金魚鉢」です。
江戸で金魚がペットとして親しまれたことにちなみ、その江戸の象徴である大奥をイメージした演出になっています。

2.大阪~大阪・金魚の艶~

次に開催されたのは大阪です。
2016年の7月から9月にかけて開催されました。
テーマは「宇宙」ということで、スケールの大きい展示が目立ちます。
会場も10年以上続くこのアートアクアリウムで最大の広さとなりました。

ph_infinitorium_01画像出典:http://artaquarium.jp

「インフィニトリアム」は三角柱の水槽が40個合わさった展示で、水が上から下へと流れています。水槽の中はミラー加工されていて、合わせ鏡を覗いたときのような無限な広がりを体感できます。

ph_elegance-dance_01画像出典:http://artaquarium.jp

華魚繚乱(エレガンスダンス)は江戸の花街がモチーフ。
金魚や錦鯉が賑やかに足元を泳ぐ姿を鑑賞できます。展示は階段状になっていて、来場者が間近に金魚を感じられる仕掛けです。

3.東京~江戸・金魚の涼~

大阪会場と同時開催となった東京会場。
テーマは「涼」。江戸時代の庶民が金魚を鑑賞して涼をとっていたことに由来します。
ph_superoiran_01
画像出典:http://artaquarium.jp

展示の目玉は何と言ってもこの「超・花魁(おいらん)」

巨大金魚鉢とその周囲を囲む14個の鉢から構成されています。

従来から「花魁」という展示があり、ほぼ同様の構成で金魚がおよそ1,000匹泳いでいました。

しかしこの「超・花魁」に使われている金魚はなんと約3,000匹!
これまでの作品とは比べ物にならない超巨大なスケールになっています。

4.石川~金沢・金魚の密~

そして今年最後の開催地となったのは石川県の金沢です。
2016年9月から10月に行われました。

ph_byoburium2_02画像出典:http://artaquarium.jp
目玉となったのは俳優の片岡鶴太郎氏とのコラボレーションで実現した「ビョウブリウムⅡ」です。
通常の映像が映し出された後、片岡氏の屏風絵がはめ込まれました。
ここでもプロジェクションマッピングの技術が使われています。

まとめ

すべての展示を紹介することはできないので厳選してみました。
今年は10周年ということもあって全体的に規模が大きくなっていたようです。

会場内は少し暗いですから金魚がより輝いて見えます。

来年も開催される見込みですので、もし近くで行われるようであれば足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:http://artaquarium.jp
参照・画像出典:http://www.kyodo-west.co.jp
参照・画像出典:https://youtu.be/Nobuo Kushibiki
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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