2017 03/21
レイアウト

初心者がサンゴ水槽を作るには?種類やレイアウトを見てみよう

サンゴでアクアリウムを楽しみたいと考える人は多いと思います。しかしサンゴを育てるのはアクアリウムの中でも難易度は高め。そして設備にもお金がかかります。そんなサンゴ水槽を作るにはどうしたら良いのか、作り方やオススメサンゴ、レイアウト例を集めてみました。

サンゴ水槽に必要なもの

1.照明設備

サンゴの飼育には「照明設備」が欠かせません。これはサンゴが光合成によってエネルギーを得ているからです。魚に餌が必要なように、サンゴには強力な光が必要です。

画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

2.ろ過フィルター

また「水質」と「水温」なども重要です。ようするに水槽の中に海を作りますので、水質は常にキレイに保たなければなりません。

3.60cm水槽でも可

サンゴ水槽は魚を飼う60cm水槽でも育てることが可能です。

4.魚はゼロが理想

魚と一緒にしたいと思うかもしれません。しかし魚はできればゼロが理想。もし飼うのであれば60cm水槽に5cm以下の大きさで3匹くらいが限界です。

5.ライブロック

画像出典:https://ja.wikipedia.org/

ライブロックとはサンゴの死骸です。サンゴを飼育するのにサンゴの死骸を…?と考えるかもしれませんが、サンゴの死骸には小さな穴があいています。その穴に「バクテリア」がいるのです。

水槽の立ち上がり時にはバクテリアがいませんので、質の良いライブロックを使用するとバクテリアが棲み着きます。ただし質が悪いと逆効果なので注意が必要です。また、サンゴ水槽に必ずしも必要とはいえません。ちなみにライブロックの代わりにバクテリア製剤もあります。

初心者オススメのサンゴは

サンゴ水槽は難しいと書きましたが、サンゴの種類によっても難易度が変わります。ここでは種類ごとに難易度を分類しました。

サンゴには光合成でエネルギーを得るものと得ないもの、骨格を持つものと持たないものがあります。

ハードコーラル

光合成でエネルギーを得る。骨格がある。最もノーマルなタイプのサンゴです。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

画像出典:http://ameblo.jp/

この中にも更に2種類に別れます。まず1つ目は硬い骨格の中に触手(ポリプ)があるもの、そして触手(ポリプ)の根本に骨格があり触手がそれ覆って骨格がわかりにくいものです。(2枚めの画像ナガレハナサンゴなどが骨格がわかりにくいタイプ)
前者をSPS、後者をLPSといいますが、骨格を多く作る必要があるSPSの方がエネルギーを必要とするため、照明の力などが必要となるため、LPSよりも飼育が難しくなります。

ソフトコーラル

画像出典:http://www.shopping-charm.jp

光合成でエネルギーを得る。骨格はない。
こちらのサンゴは飼育の難易度は低いものが多いです。これは強い照明があまり必要でなく、水質の変化などにも影響されにくいからです。

もちろん例外として育てるのが難しいソフトコーラルもあります。

陰日性ハードコーラル

画像出典:http://kaisuinettaigyo.blog93.fc2.com/

光合成でエネルギーを得ない。骨格がある。
こちらのサンゴは光合成でエネルギーを得ないため、別の方法でエネルギーを摂取しています。つまり捕食によって生きています。

ピンセット等で餌をあげないといけない。餌やりによって水質が悪化しやすい。光が届かない深いところに住んでいるので水温が低い。光を嫌う。こういったところから飼育難易度は高いです。

陰日性ソフトコーラル

画像出典:http://www.shopping-charm.jp/

光合成でエネルギーを得ない。骨格がない。
こちらは骨格を持たないタイプ。餌やりをしなくてはいけませんが、こちらのサンゴは触手(ポリプ)が小さいものが多いため餌やりが難しく、難易度が最も高いものと言えます。

初心者にはほぼ不可能と考えたほうがよい部類です。

サンゴ水槽のレイアウト例

ではこれらのサンゴを使ってどのような水槽ができあがるのか、レイアウトなどを見てみましょう。

サンゴ水槽のレイアウトについては下記の過去記事に詳しく紹介されています。
【サンゴ水槽のレイアウト|3つのポイント】


画像出典:http://www.reefcentral.com/

鮮やかな色使いと照明を上手く使いとても美しいですね。

シンプルながらインテリアとして見栄えのあるオシャレなレイアウトですね!

サンゴのみならず、水槽に段差があるのもいいですね。

画像出典:http://blog.livedoor.jp/

サンゴのトンネル。

画像出典:http://www.aquagaju.com/

上記はクリスマスに合わせて飾り付けされたものだそうです。まずはサンゴのみで飼育し、上達したら魚も一緒に育ててみましょう。

まとめ

サンゴの飼育は難易度をまとめると陰日性ソフトコーラル>陰日性ハードコーラル>SPS>LPS>ソフトコーラルとなります。上手に育てれば素敵なアクアリウムが出来上がります。ぜひチャレンジしてみてください。

※本記事内のInstagram・flickr画像につきましては、Instagram・flickrの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
参照・画像出典:サンゴを中心に飼育を楽しむ水槽とは?
参照・画像出典:海水魚飼育 初心者講座
参照・画像出典:初心者におすすめのサンゴは?|サンゴの種類、分類まとめ
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

新着記事

スポンサードリンク

バナー掲載募集
バナー掲載募集

スポンサードリンク